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読書 「外は夏」 キム・エラン著

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韓国で一番大きな書店教保文庫で
昨年話題になった「82年生まれ、キムジョン」
の次に売上2位になったベストセラーだそうです。




7編からなる短編集で
息子を亡くしそこから立ち上がろうとする母親
失った恋人への思い
愛犬との別れ など
それぞれの心の揺れが
優しくリズミカルな文章で書かれていて
とても読みやすかったです。

7編の中の一つ消えゆく千の言葉を収めた奇妙な博物館
「沈黙の未来」が
2013年の韓国で最も権威のある文学賞
「李箱文学賞」を受賞してるそうです。
私にはちょっと難解でした。

「あとがき」もとっても良かったので
一部をちょっと紹介させていただきます


・・・・・・・
言えなかった言葉や言えない言葉
言ってはいけない言葉や言うべき言葉が
ある日、人の形になって現れたりする。

人の形が人間になるには
どんな言葉が必要なのか悩むうちに
むしろ別の何かを必要とする時間に直面して
たびたび立ち止まる。
・・・・・・・・

とても読みやすい文体で現代社会に生きる人たちが
リアルに描かれていてキム・エラン氏の作品を
もう少し読んでみたいと思っています。


* * * * * * * * *

先ほど友人が4枚入りのマスクを持ってきてくれました。

コロナウイルスが拡大し始めた頃
マスクがなかった彼女に
手持ちのマスクを分けてあげたので
「手に入ったから、使って。」
とわざわざ持ってきてくれました。

不足な物を融通しあい何とかのり切れたら。
と思っています。




Commented by ukico32744 at 2020-03-04 16:22
外国の作品は著書ももちろんですが、翻訳されたかたにもとても興味が湧きますね。

「人のカタチが人間になるには…」のところ、わたしには解釈が難しい~。
もう少し悩んでみます(笑)
Commented by harumimi1121 at 2020-03-04 21:35
☆UKICOさん
このところ気持ちがざわざわして落ち着きませんね。

今もう1冊同じ作家さんの本を借りてるのですが
完全に失敗でした。(笑)
もう全く分からず歳のせいかな・・・?
なんて思ったりもしています。

この後書きは日本の読者に向けてだったので
韓国特有の「恨」なのかな?
なんて思ったりしていました。
あまり深く読まないので間違ってるかもね。







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by harumimi1121 | 2020-03-04 13:25 | 映画・本・絵手紙 | Comments(2)

身の回りの何げない毎日


by harumimi1121